Xserverドライブを他の有名なクラウドストレージサービスと比較してみます。
比較するのは、Xserverドライブ、Dropbox、Microsoft OneDrive、Google ドライブ、iCloud Driveです。
個人的に、今までに全て使ったことがある・使っているサービスです。
最初に結論
クラウドストレージサービスって、Dropboxとかいろいろあるけど、細かい機能の違いとかあってよくわかんないよ!
- ① Xserverドライブ
- ② Dropbox
- ③ Microsoft OneDrive
- ④ Google ドライブ
- ⑤ iCloud Drive
このあと長い文章でいろいろ説明しているけど、クラウドストレージサービスの選び方は次の方針がおすすめだよ!
パターン | おすすめのクラウドストレージ |
---|---|
ユーザー数で課金でなく、固定料金にしたい場合 | ① Xserverドライブ |
動画ファイルなど大きなファイルをクラウドに保存したい場合 | ② Dropbox ③ Microsoft OneDrive ④ Google ドライブ |
個人や家庭でアップル製品メインで使う場合 | ⑤ iCloud Drive |
社外取引先にパスワード付きのファイル共有したい場合 | ① Xserverドライブ ③ Microsoft OneDrive |
5つのクラウドストレージサービスを比較
このページでは、以下に挙げられた日本国内でよく使われる代表的なクラウドストレージサービスと、Xserverドライブを合計5つ比較しています。
① Xserverドライブ
② Dropbox
③ Microsoft OneDrive
④ Googleドライブ
⑤ iCloud Drive
a) ストレージ保存容量と最大ファイルサイズ
無料プランは保存容量が少ないため、本格導入する前の調査用と考えたほうが良さそうです。
5つのクラウドストレージサービスの有料プランを比べると、最大ファイルサイズが「① Xserverドライブ」では2GB〜5GBまで(課金プランによる)なので、動画ファイルやISOファイルなど巨大なファイルの保存を考えている場合は注意したほうが良さそうです。
無料プラン
① Xserverドライブ | ② Dropbox | ③ Microsoft OneDrive | ④ Google ドライブ | ⑤ iCloud Drive | |
---|---|---|---|---|---|
保存容量 | 2GB | 2GB | 5GB | 15GB | 5GB |
最大ファイルサイズ | 100MB | 2GB | 5GB | 15GB | 5GB |
有料プラン
① Xserverドライブ | ② Dropbox | ③ Microsoft OneDrive | ④ Google ドライブ | ⑤ iCloud Drive | |
---|---|---|---|---|---|
保存容量 | 500GB〜無制限 | 2TB〜無制限 | 100GB〜5TB | 100GB〜30TB | 50GB〜2TB |
最大ファイルサイズ | 2GB〜5GB | 2TB | 250GB | 5TB | 50GB |
b) 課金単位
① Xserverドライブ | ② Dropbox | ③ Microsoft OneDrive | ④ Google ドライブ | ⑤ iCloud Drive | |
---|---|---|---|---|---|
課金単位 | ユーザー数無制限 または ユーザー単位 | ユーザー単位 | ユーザー単位 | ユーザー単位 | ユーザー単位 または 本人+家族5人まで |
「① Xserverドライブ」の「ユーザー数無制限」ていうのが目立っているね!
そうだね。
「⑤ ICloud Drive」は家庭向けで企業や学校などはターゲットにしていない。
ほかは企業や学校向けターゲットだけど、ユーザー単位で課金だから、理にかなっているといえばかなっている。
でも、料金を固定させたい場合とか、気軽にユーザーを追加・削除したい場合には、定額ってのは魅力的に見える。
あとは、ユーザーによって使う容量が大きく違うとか、少しの容量を大人数で使いたいときにも、良い選択肢になる。
c) ローカルファイルとの同期
「オフライン同期」とは、ネットワークに繋がっていないときにローカルデータを編集して、繋がったときに同期する機能です。
「ファイル・オン・デマンド(スマートシンク)」とは、実際にファイルを使用するときに初めてダウンロードすることで、ローカルの空き容量を節約できます。
「ファイル・オン・デマンド」がイマイチよくわからないから、もうちょっと説明して?
「① Xserverドライブ」はフォルダ選択同期ができるから、同期対象のフォルダのデータが、全部ローカルにも同期されて保存される。
「⑤ iCloud Drive」はフォルダ選択同期もできないから、iCloudのデータが全部ローカルにも同期されて保存される。
てことは、①と⑤は同期対象のデータと同容量ローカルの保存容量が必要ってこと?
そういうこと。
①はフォルダ選択同期ができるから、そこで設定すればいい。
でも、⑤はそのまんまの容量が必要になるよ。
① Xserverドライブ | ② Dropbox | ③ Microsoft OneDrive | ④ Google ドライブ | ⑤ iCloud Drive | |
---|---|---|---|---|---|
フォルダ選択同期 | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
オフライン同期 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
ファイル・オン・デマンド (スマートシンク) | × | ○ | ○ | ○ | × |
d) 登録ユーザー以外との共有
社外の人とデータをやり取りする場合に、意外と使う機会があるのが、URLを使った共有です。
社内の人や、繰り返し取引がある社外の人ならば、アカウントを登録して共有するのがセキュリティ的にはベストです。
しかし、一時的にデータを送りたいときなどには、アカウント登録することなくデータの共有ができると便利です。
メールに、共有のURLとパスワードを貼り付けて送信、といった使い方が多いんじゃないかな。
① Xserverドライブ | ② Dropbox | ③ Microsoft OneDrive | ④ Google ドライブ | ⑤ iCloud Drive | |
---|---|---|---|---|---|
URLリンク共有 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
パスワード保護 | ○ | 有料プランなら○ | ○ | × | × |
編集を許可 | ○ | × | ○ | ○ | Numbers/ Pages/ Keynoteの ファイルなら○ |
有効期限の設定 | ○ | 有料プランなら○ | ○ | × | × |
このあとに、各サービスごとにURLを使った共有の画面を載せてみたよ。
いずれも共有はできるけど、一番大きな違いはパスワード保護できるかどうか、じゃないかな。
重要なデータを送る場合に、URLを知ってるだけでアクセスされてしまうのは、仕事で使うには厳しいかな。
そうなると、「Google ドライブ」や「iCloud Drive」は、社内や学校や家族や連続した取引先など、固定メンバー内で共有するのが本来の姿なのかな。
そうだと思う。
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